火災保険で節約するコツ



保険のカスタマイズ

 

 

これまでのお話で火災保険は、自分に合ったようにカスタマイズするのが節約するコツであることがわかったと思います。保障内容と期間を選択すれば、住宅の火災保険料は結構節約できるのです。

 

このところ加入者数を伸ばしているのが「セゾン自動車火災保険」で、ここには「じぶんでえらべる火災保険」という契約があります。これと一般的なパック契約の保険料と比較してみましょう。

 

見積比較の条件は、東京都在住、マンションは築5年、保険金額は2,000万円、保険期間は20年で一括払いです。比較する保険は東京海上日動の「トータルアシスト・住まいの保険」といオールリスクタイプの保険です。

 

では料金ですが、20年で41,640円の差となります。同じような保険金額や保険期間でも、やはり保険料の節約には充分なります。カスタマイズ型の火災保険を上手く利用しようと思えば、各人の住宅が必要とする補償内容や保険金額、保険期間をしっかり把握しておくことです。

 

また、火災保険には、他の保険商品と同様に、保険の主契約(基礎部分の補償)と、特約(主契約に任意追加するタイプの補償)があります。基本的にどの火災保険でも必ず含まれている主契約は、「火災、落雷、破裂、爆発」の4つです。カスタマイズ型火災保険は、原則、主契約だけのプランがあって、これに自分のライフスタイルに合わせた特約を追加することができます。

 

火災保険の補償対象は「建物と家財」ですが、建物と家財では、補償内容や補償額が違います。例えば、台風被害の場合は、被害を受けにくい内部の家財より、外側の建物部分の補償を厚くすべきです。逆に盗難補償なら、家財にかけることが一般的です。細かく契約項目を確認することで、それが節約につながるというわけです。